いつもと異なる風邪にかかる

Date: 2023年7月3日
Time: 16:38:54 JST
Topic: いつもと異なる風邪にかかる

人により風邪の症状はマチマチだと思うが、これまで私が風邪を引いた場合は、最初に喉に違和感が生じ痛みが徐々に増すとともに、気管に入っていき咳が出てくる。熱はほとんど出たことは無い。

最近のとある夜、咳払いがちょっと多いのが気になった。が、いつもの事、と気には留めていなかった。しかし、翌日から咳払いではすまなくなり、本格的な咳に変わっていった。当初は、痰はそれほどではなく透明だった。日を重ねるにつれ、更に咳が酷くなり、痰も不透明で立派な?痰に変わっていった。その後、咳のために夜間に十分睡眠が取れず、体調を損ない始めた。

自覚症状としては、喉には違和感は現れなかった、が、酷い咳のために荒れてくるのは避けられなかった。このような風邪の始まりは、嘗て経験した記憶がない。気管支にのみ症状が現れたので、急性気管支炎だろうと判断していた。通常の口内雑菌が誤嚥のように気管に侵入したために発症したのだと。ところが、ちょっと遅れて家内が同様の症状を呈し始めた。口内雑菌が原因であれば、それが原因で感染を広げることは無さそうだと考えると、単純な口内雑菌による急性気管支炎という判断は正しくないだろう。

発熱は、私も家内も37度台から上がることは無かった。しかし、発熱があると、容易に医療機関に掛かれないのがコロナ時代の「あるある」だ。ネットで近隣の評判の良さそうな医院に予約を試みたが、1-2分で満員御礼と拒否られた。発熱があるので、今流行しているというRSウィルス(呼吸器系を狙い撃ち?)か、はたまたCOVID19か??COVID19は高熱が出るとよく聞くが、ネットを調べると、初期症状は千差万別で初期症状から判断することはほとんど不可能というのが専門家の答えのようだ。

じきに治るだろうと期待していたが、夜間の咳で睡眠が十分に取れず、気持ちが落ち込んできたため、近くの他の発熱外来を探すことにした。東京都のCOVID19関係の情報を探していたら、掛り付けでなくても見てくれる医療機関のリストが出てきた。住まいの近くで、PCR検査が可能で且つ、COVID19用の薬も取り扱える医院を見つけて予約をしたら、運良く受け付けてもらえた。指定時間に訪ねると、窓から受付し、順番に一人づつ呼ばれて医院内に入り、診断、PCR検査を受けることができた。

処方された薬は、2種の昼間用咳止め、夜間用咳止め、肺炎防止用抗菌剤、解熱・鎮痛頓服薬でした。2種の咳止め薬の役割分担が面白いと感じた。昼間用は、痰に水分を多めにして、痰切れを良くする効果がある。一方、夜間用は、睡眠を確保するために、(多分)痰の水分を減らして粘度を上げ、気管支を昇り難くし、結果として咳を出す頻度を下げていると感じた。この効果のお陰か久しぶりに良く眠ることができ、翌日は体力が回復したのを実感した。

検査翌日に医院から電話があり、PCR検査結果が陰性であった旨の連絡を受けた。小さな地方都市のスーパーを訪れるくらいでこの時期に(2023.6)そう簡単にCOVID19をもらえるとは思ってなかった事もあり、結果に納得であった。

その後は痰も透明になり、咳の回数も減少し、体力も回復してきてホッとしているところであるが、もう少し油断せずに回復を図りたい。結論として、RSウィルス辺りが今回の主役だったのかな、と感じている。